MCのこと

私はMCが苦手です。学生時代バンドでボーカルを初めたときから、常にMCはダメ出しをされ続け、早○年。しかし最近初めてのお客様に「MCが解りやすくて良かったです」「MCが面白かったよ」と言われることが多くなりました。


要は歌と同じで心の在り方だな、と思うようになりました。
自分を受け入れ、ありのままで在ること。


(ボケ担当なので)面白い突っ込みもできない、軽快なトークもできない、言葉はよくかんでしまう。そんな私ですが、丁寧に曲への思いを伝えること、これから歌う曲へのイメージをお客様にもってもらうこと、は常に心において、あとは「これがかっこ悪い私でーす」くらいの開き直りでマイクを握っております。

昨日のライブの途中で、茶髪、ミニスカ、ロングブーツ、ブランドバックを持った典型的なギャル二人組みが入ってきました。「生演奏って初めてー」と大きな声で座った姿を見て、ここは正念場だと思い、曲を変更「Shiny Stockings」。
「自分に言い寄ってきた男の子が、他の女の子に目を移してしまったの。(ちょっと悔しいけど)そんなときは気持ちを切り替えて、別の新しい男の子を見つけようって、女の子なら思うよね!」そんなMCで2NDセットを始めました。
演奏が終わってお話してみると、二人は渋谷109の洋服屋さんの店員さん。
彼女たちが「感動しました!また来ます!」とあどけない笑顔で帰ってくれたのが、とてもとても嬉しかったなあ。


また昨日のライブでは、友人のご両親が2カップル来て下さいました。MCでも言いましたが、夕べ(夜中に)父と喧嘩をして、あまり眠れず冷戦状態で家を出たのでした。そんな中、お世話になっているBiffさんがご両親を連れてきてくださり、またオランダにいる周ちゃんのご両親がお二人で来てくださり、私は我が身を反省して・・・思わずホロリ。二人組みの女の子も「今度は親を連れてきます!」と。

こうしてお客様からたくさんの気づきをいただける、私は幸せ者。私は歌でもっと大きなものを返せるように、日々がんばります。

明日は友人が一家揃って見に来てくれるとのこと。ちびっ子相手のMC、どうなることか・・・楽しみです!