Alfie

Burt Bacharachの曲で、彼自身も最も好きな曲としている「Alfie」。本当に歌詞もメロディも美しすぎて「まだ歌えないな」と思ってとっておいた曲。このたび色々な事情(リクエスト、バンドの課題曲)で練習中。

たくさんの素晴らしい歌手が歌っていますが、バカラック本人が弾き語りしているのは何度聴いても泣けます。


この歳になって心と身体に響く歌詞。永遠の命題「愛」ってどういうことでしょう。
自分も含め、世の中は「どうやったら(多くの人に)愛されるか」(どうやったらもてるか)「どうやったら愛される相手を見つけられるか」(婚活とか)を追い求めてしまいます。でも「本当の愛」を見つけるには、自分が人を「愛する」ことができないとだめなのではないでしょうか。「もらう」ことではなく「与える」ことに喜びを感じることができること。それが「愛する力」なのかもしれません。私はまだ「愛する力」が足りないな、と思う今日このごろ、この曲に勇気をもらっています。


What's it all about, alfie?
Is it just for the moment we live?
What's it all about when you sort it out, alfie?
Are we meant to take more than we give
Or are we meant to be kind?


And if only fools are kind, alfie,
Then I guess it's wise to be cruel.
And if life belongs only to the strong, Alfie,
What will you lend on an old golden Rule?


As sure as I believe there's a heaven above, alfie,
I know there's something much more,
Something even non-believers can believe in.


I believe in love, alfie.
Without true love we just exist, alfie.
Until you find the love you've missed
You're nothing, alfie.
When you walk let your heart lead the way
And you'll find love any day, alfie


(ちょっと意訳してます)

アルフィー
人生ってなんだろうね。
今生きているこの瞬間のことだけを言うのかな。
人生の意味ってなんだろうね。
「与える」より多くのものを「もらう」ことなのか、
それとも多くを「与える」ことに価値があるのかな?


アルフィー
親切な人間は損をするというのなら
容赦なく生きるのが賢いのかも知れない。
でも、もし強いものだけが生き残れるとしたら
この黄金のルールはどうなってしまうの?
「自分がしてもらいたいように他人にもしてあげなさい」(聖書より)
    


天国は確かにあると信じているけど、
もっと大事なものがあるってことを信じている。
神を信じない人でも、信じられるものがあることを。


    
アルフィー
そう、私は愛を信じてるの。
本当の愛が無くても生きてはいける。
でも、今まで見つけられなかった本当の愛を見つけなければ
人生は意味がないものになってしまう。
あなたの心のままに生きていけば、
いつかきっと本当の愛は見つかるから。


愛するということ