18時 LESSON

最近JAZZボーカルをはじめたむっちゃん。4/30に初ステージらしいのだが、譜面以外の歌い方がわからないというので、個人レッスンをすることに。赤坂のノアを予約してむっちゃんを待つ。曲は「what a difference day made」。私も好きな曲なのだが、実はまだライブで歌ったことがない。結構難しい気がして、後回しにしていたのだ・・・。教えるのに歌えないのでは、ということで事前に練習したがいまいち自信なし(オイオイ)。

オケMDにあわせてむっちゃんに歌ってもらう。音程はOK。さすがカラオケクイーン。あとは発音と無理に声をひっぱらないように指導する。むっちゃんは舌足らずな感じを生かせばマリリンモンロー風な個性になると思う。楽しんでがんばれ!

私が考える「良い歌」とは、言葉が伝わる歌(=心が伝わる歌)。当たり前なのだが歌は歌詞伝えるもの。そしてその言葉をいかに自然に(自分の思うように)歌うかが重要だと思うのだ。「歌」というと、はじめに音程があってリズムがあって・・・と先に音符を追ってしまい、声を出すことが目的(それで気持ちよくなってそこで終わってしまう)になってしまうことが多い。でもそれは音であって歌ではない。
私にとって、JAZZの面白いところは、曲を解釈してリズムや音程を自分になりに変えて表現できるところ。「LOVE」という言葉でも、曲によって表している「LOVE」は変わってくるし、その日の気分や一緒にやるミュージシャンによっても変わってくる。そのように自在に変えられるためには、もちろん色々な技術が必要なのだけれど。
私の尊敬するミュージシャン(福田重男さん☆)が言っていた。「音楽をやるために技術を磨いてほしいものだ」と。技術を磨くこと、歌で言えば声のレンジを広げたり、ボリュームををだすようにしたり・・・などは、表現をするための手段であって、目的では決してない。ちゃんと伝わる表現ができるために、ボイトレがんばりましょう!