低い声

4日間、終電(または朝帰り)という、酒と薔薇(と音楽)の日々が続いたので、今日こそは肝臓を休めたいと思う朝。最近朝起きたら、C(ド)の音を確認のため鳴らすようにしているのですが、なんと下のCが出るようになってました。


POPSを歌っていた時代は、いかに高い声を出そうかと発声練習していたのですが、今はその逆。低い声の範囲をできるだけ伸ばそうという努力をしています。ついこの間まで、下のF(ファ)が出たり出なかったり、という感じだったのですが、今歌っている最低音、E♭(My one and only loveの出だしの音)も問題なく鳴るようになってきたようです。実際の音より低く聞こえる(低い倍音が出ている)が理想なのですが、声のレンジが広がると選曲にも幅が広がるのでとても嬉しい。


学生時代、オペラ歌手も通う某有名耳鼻咽喉科の実験台となり、声帯の写真を撮ってもらったことがあります。鼻からカメラのついた光ファイバーを入れられ、拷問のように痛くて痛くて涙で顔がグシャグシャになったのですが、私の声帯は「太くて長くてしっかりしている」そうで「低い声も出るはず」とアドバイスされたものでした。


年齢のせいか、お酒のせいか(成果?)、声が熟成されてきたのかしら。でもお酒を飲んで(もちろんタバコも)声帯を酷使するのはNG。ポリープの原因になります。「飲んだら、乗るな」じゃなくて、「飲んだら、歌うな」。肝に銘じます。ハイ。


これは私の好みになりますが、男性でも女性でも低く柔らかい声が好き。歌う声も、しゃべる声も。甲高い声をずっと聴いていると頭が痛くなるんですよ。
先日、アマチュアのジャズ愛好家の方々が集うホームサロンパーティ(@葉山の豪邸)にお呼ばれしたのですが、お呼びいただいた方の声が完全に私の好み。そんな声でMy one and only loveをさらっと歌われると、危うくFall in loveしそうに(しないけど)なっちゃいますね。


その方と(運転手付の!)車の中で聴いたCD

ジョン・コルトレーン・アンド・ジョニー・ハートマン

ジョン・コルトレーン・アンド・ジョニー・ハートマン

I Thought About You (Reis)

I Thought About You (Reis)