刺激

同じフィールドで活動を続けていると、どうしても近視眼的に自分を捉えがちです。もちろん一つところに集中して学ぶことでしか解らないこと、得られないことはたくさんあります。しかし狭い価値観、人間関係で息をしていると、自分を客観的に見ることができなくなってくる。

ときには、違うフィールドの刺激を受けること、そういう機会を持つことがが必要だと思った去年の11月のArtとDanceとのコラボレーション(写真をfotolifeに掲載しました)。参加する前は正直何をやって良いのかわからず、参加も躊躇したのですが、「遊びだと思って参加してください♪」という発起人のshijimiさんの言葉に安心し、新たな世界に飛び込んでみることに。メンバーは全員女性、自分の世界を持ち、悩みながらも前に進むエネルギーをもった強く美しい人たち。
http://d.hatena.ne.jp/velas/20071027

私は現代音楽を専攻されたパーカッショニストryocoさんとチームを組み、お互いが好きなアーティストの一つの曲を取り上げてパフォーマンス。Contemporary Dancerのkaoriさんにも即興で絡んでもらいました。

「一つの絵をテーマにそれぞれが思うこと、感じることを表現する」言葉にすると簡単ですが、とても難しかった。テーマを決める、イメージを共有化する、共有化したイメージに向けて(音で、声で、体で)あらわす、他者を受けいれる(聴く・見る)、受け入れたものに対して自分も変化していく、お互いが共鳴しあって一つの形を作る・・・。

同じフィールド(Jazz)で共通言語(音)を持つ人とでも苦労しているのに、違うフィールドにいる者同士でやるのはとても難しい。言語や決まりごとの共通項が無いから、自分の感性だけが頼り。でも、だからこそ普段見えない自分が見えたり、新しい視点を持つことができたりして、面白い。またこんなコラボレーションができるように、柔軟でありたいと思います。


ご一緒したダンサーkaoriさんとJhonnyさんが出演する「Roussewaltz」の公演「PICNIC」が3/18に予定されています。
http://www.kalin-net.com/roussewaltz/
http://www.kalin-net.com/roussewaltz/j/pdf/PICNIC.pdf
昨年12月の公演を見ましたが素晴らしかった!風邪気味だったのが、アドレナリンが出たのか見終わってパワー全開になった私。現代に女性として生きていく、勇気と情熱をもらいました。ご興味がある方、ぜひご一緒しましょう!