世界のDiva

昨日はjazz界のDivaことDianne Reevesのステージを見てきました。歌も素晴らしかったし、飽きさせないステージング、曲のアレンジ。演奏もバンドとしてまとまっていてとてもよかった。最後にECMっぽい8ビートの曲でオーディエンスも一緒に歌って、まさにステージと観客が一体となったライブでした。Lovin' youだろうが、motowonだろうがBrazilだろうが、何を取上げても何を歌っても、彼女の歌になる、jazzになる、そして観客をentertainすることは欠かさない。現代の真のJazz vocalistってこういう人だと思います。


一人だったので、終わって混まないうちに帰ろうとしたら、ギターのRomero Lubamboさんが出口近くにいらして、お話したら感動がこみ上げたのか、涙が止まらなくなりRomeroさんの胸で号泣してしまいました。Romeroさんの胸をお借りしながら、この方誰かに似てる・・・、この温かいオーラを持つ人・・・と思い出したのが、ピアニストの湊孝夫さんです。Greatなミュージシャンって皆さん音楽には当然すごく厳しいのですが、人に対してはとてもおおらかで優しい。私もそうありたいです。他にも自分の身に置き換えて色々勉強になることが多かったステージ、このタイミングで見に本当に行ってよかった。


さて、これからNHKの「シリーズ 世界のディーバ 男と女の物語」を見ます。vocalistは要チェック!


マリア・カラス 歌に生き 愛に生き」[BShi]9/23(火) 後0:30−2:00
20世紀のオペラ界に君臨したマリア・カラス。海運王オナシスとのスキャンダルにまみれた恋。没後30年たって次第に明らかになってきた、カラスの恋の真実をひもとく。

ビリー・ホリデイ “ろくでなし”の恋」[BShi]9/23(火) 後2:00−3:50
天才ジャズシンガーと呼ばれたビリー・ホリデイの恋の相手は、金を奪うヒモ男に麻薬の売人…。なぜ彼女は“ろくでなし”ばかり恋におちたのか?ビリーの愛をたどる。

ジャニス・ジョプリン 恋人たちの座談会」[BShi]9/23(火) 後3:50−5:40
死して今なお、ロック界を代表する女性シンガー、ジャニス・ジョプリン。27年の短い生涯でジャニスが残した多くの恋の歌。歌に秘められた、ジャニスの恋の物語を描く。


録画しようと思ったら、Hi vision番組だったのでやり方が良くわからず(最近家のTVやDVDが新しくなって)できなかった・・・。3人のdivaの恋愛面を中心に彼女たちの人生を伝えるドキュメンタリー。もちろんビリー・ホリデーの話が一番興味深く真剣に見ていましたが(レスター・ヤングとのくだりは素敵でした)、恋愛のタイプとしてはマリア・カラスに近いな・・・。