気になるvocalist

丸の内cotton clubには気になるアーティストが来日すると時々見に行っています。なんといっても会社帰りにふらっと立ち寄れ、帰りも一本中央線、私にとってはbluenoteより気が楽なの。
http://www.cottonclubjapan.co.jp/

まだ日本ではメジャーになる前の若いvocalistのライブはとても参考になります。もちろん大御所(Diana KrallとかDiane Reevesとか)のライブと違って「大満足」ではないんだけど、CDでは見えない、ステージングやMC、ミュージシャンやオーディエンスとのコミュニケートの仕方、細かいところだと譜面はどうしてるのか、マイクの使い方、リズムの取り方、カウント出し方など、たくさん吸収できます。

ここ数年で見に行ってこれからもチェックしたいvocalist3名。3名とも美女だし、歌も素晴らしいですが、歌唱力をふりかざす「私の歌聴いてー」自己主張過剰系でも、女売り過ぎ「うっふん」お色気過剰系でもなくて素敵。


Sarah Gazarek(シアトル出身)
http://www.myspace.com/saragazarekband
YoursReturn to You
2006年に初来日の際に見ました。飾らない声質がnaturalで心地よく爽やか。soundはbandメンバーとアレンジして作り上げているよう。standard以外にpops(Joni Mitchelやbeatles)もカバー。オリジナルも歌っていて、方向性がとても共感できるのでアルバム2枚買いました。


Alice Ricciardi(イタリア出身)
http://www.myspace.com/alicericciardi
Comes Love
2008年に初来日。若い頃のcarmenみたいにぬくもりのある声質。ノンビブラートなので歌い方が特に参考になりました。変拍子アレンジも自然に聞こえるnaturalなswing感が素敵。standard以外に母国語のイタリア語で歌っている歌が特にセクシー。母国語が英語ではない歌手がどうやってjazzを捉えているか、すごく勉強になります。アルバムは友達からいただきました。Thanks!


Gretchen Parlato(ロサンゼルス出身)
http://www.gretchenparlato.com/

2009年2月初来日?この人も声質がnaturalで基本ノンビブラート。決して張り上げないささやくような歌い方でsoundの中に主張せずに解けていて、たまらない浮遊感があるのです。Soundはアフリカ人のguitarist、Lionel Loueke中心に作っているみたいで、土の香りもするんだけど、jazz,brazil,africaがいい具合にbrendされてとってもモダンです。skylarkやEllingtonのsolitudeをcontempraryなアレンジで仕上げていてすごくかっこ良い。Wayne shorterやHerbie Hancokの曲も歌っていて、ハイレベルな音楽性に脱帽。you tubeではアカペラでBrazilのDolalice歌っています。難しいことを簡単そうにさらっとやってるのが素敵。


こうして並べてみると、自分の目指す方向性も具体的に見えてきますね。「自分の想いや感情が自然に声になって、音楽になる」ほーんと難しいですが、理想を目指してがんばりますですよ♩