肉食系女子って

あることがきっかけで、ちょっとタイトルのことについて考えてみました。


肉食系女子とは「恋愛に積極的な女性」との定義が一般的ですが、要は体内の男性ホルモン(テストステロン)量が多い女性ということなのではないでしょうか?


テストステロンとは人間が生存競争に勝ち残っていくためにつくられたホルモン。闘争的本能を呼び覚まし、獲物を殺させる攻撃的なホルモン、性衝動を引き起こすホルモンと言われています。またやる気(「躁」状態)を引き出すホルモンとも言え、鬱病対策にテストステロンを注射することもあるようです。

現代では女性も男性と同じように社会での競争の中に生きているので、身体が「頑張らなくては。勝たなくては。男にならなくては!」と思って、このテストステロンが多く分泌されるようになってきているのでしょう。ちょっと前に「オニババ化する女たち」という本が出版されましたが、「オニババ」通りこして「鬼と化する女たち」。


なんでこんなことを考えたかというと、今テストステロンを押さえる薬を処方されて飲んでいるからです。長年悩みの種であるニキビ治療のために皮膚科から処方されました。悲しいかな、長年悩まされているニキビとかオイリー肌というのはテストステロン値が高いことが原因のよう。つまり私は「男性寄りの体質(=肉食傾向強し)」という訳です。


自分が「どちらかというと男らしい」ということは、薄々気がついていたので、成人を過ぎたあたりからはできるだけ女性らしく、と努めてはきましたが、生まれもっての体質は変わらないんですねえ(とほほ)。確かに子供のころから「女の子らしい形容詞」で褒めてもらったことは一度もなく、「しっかりしてるね」「頼もしいね」とか言われていたっけ。それがトラウマで「自分は女の子らしくないんだ」と思い込み、女の子色の服はほとんど着なかったし、可愛く見せるする努力もほとんどしませんでした。高校時代なんかミュージカルで男役(しかもおじさん役!「俺はジャンバルジャン〜」)だったし。ああ暗黒の少女時代。


恋愛に積極的で仕事ができることはいいけど、女性がもつふんわりとした優しさとか、しなやかな強さとか、おおらか受け入れる力とか、そういうのは無くしたくないなと思うのです。そして、もちろん美肌も目指しているわけです。肉食気味といってもやはり女子ですもの。いや「あたし肉食系女子。男を食ってなにが悪い!」って開き直るのは「鬼」への第一歩でないかと思うのですよ(笑)。


あと、、、思考が男性化すると子供ができにくくなる体質になるんじゃないかしら。推測ですが、テストステロンの過剰分泌は卵巣に害を及ぼす、とか因果関係がありそうですね。女性が女性らしく、そして子供を生み育てるには厳しい時代になってきた、ということでしょうか。