しつこく

先日、大学の音楽サークル(慶応KALUA)時代の後輩(商社勤務)がシベリアに転勤だというので、送別会がありました。行くつもりにしていたのですが、当日猛烈にお腹が痛くなり泣く泣く断念。久々に皆に会いたかったのに残念無念。。。


卒業からもうかれこれ12年。一緒に音楽をやっていた仲間も皆それぞれ落ち着いた社会生活を送っているんだよね。卒業の頃、音楽を続けて、仕事にしたいと友達に言っても「たみちゃんには無理だよ」と皆に言われていたことを思い出します。ずば抜けて歌がうまい訳でも、才能があるわけでもない私がこうして一応歌手として活動できているのは、やっぱり色々壁にぶつかりながらもしつこく(苦笑)続けているからなんでしょう。もう少し賢いやり方を考えないと、ちょっとこの先体力が持たなそうですが。。。


先日、精神的な壁にぶち当たったとき、コーチングをしてくれている人にアドバイスをもらいました。「10年後、成功している自分の姿を想像してみてください。たとえば1万人の人の前で歌っている自分」「うーん、1万人の前で歌っている自分、想像できない。そうしたいという気持ちも起こらない。。はああ。。。」「では尊敬している歌手とduetしている自分は?」「ああ、それなら!自分が尊敬してやまない人と共演している自分を想像するとすごくワクワクします。やだー超興奮しちゃう!(笑)」良いイメージを持つというコーチング。悩むとどつぼにはまる自分にとっては良い効果があるようです。


明後日土曜日は、その尊敬してやまない人と共演します。素晴らしい才能の持ち主で、弛まぬ努力家でもあるピアニスト、片倉真由子さん。
http://www.mayukokatakura.com/frame_basic/frameset.html
30歳にして海外で素晴らしいキャリアを積んでいる日本が誇るアーティスト。音楽への取り組む姿勢、人への接し方、真の音楽家はこうあるべきだと、彼女と彼女の音楽に接するたびに思います。彼女と同時代に日本で音楽ができる私は幸せですね、ほんとに。ぜひ多くの方に彼女のことを知ってもらいたいの。皆、ぜひ来てね。


奇しくも彼女のお母様(現在は仙台でピアニストとして活躍)は、私の大学の音楽サークルKALUAの大先輩。見えない音楽の糸で引き寄せられたのだな、と嬉しくなりました。音楽の神様ありがとう。


そんな縁もあり、大学時代に皆で歌おうと思ったけど却下されて歌えなかった「lady be good」を新曲として歌おうかな、と。この曲初めて聴いたのは当時コピーしていたNew york voicesのコーラス。Ellaのスキャットをvocaliseしたり、サンプリングしたり、今聴くと彼らが何を伝えたいのか、そしてその面白さがわかる。時間をかけてこそ解ることがあるのね。これからもじっくり時間をかけて音楽をやっていきましょうぞ!