上を向いて

地震のお見舞い申し上げます。東北、東関東を襲った大地震から早くも2週間立ちました。

ニューヨークタイムズに掲載された被災地の写真
http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/12/world/asia/20110312_japan.html?src=tptw#1

ボストングローブ記事
http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_-_new_fears_as_the_trage.html


被災者、被災地のことを思うと、こうして安穏に暮らしていることが申し訳ないという気持ちに苛まれます。しかし、生かされた私たちはこの環境に感謝し日々を大切に過ごさなければ、亡くなられた方に逆に申し訳ない。まずはこの災害を受け止めること。そして少しでも良い明日に向かって、毎日を丁寧に生きること。ようやくブログも書く気力がでたし、私も少しずつ日常を取り戻しています。


地震当日は、自宅で母親と断捨離中でした。幸い地盤の堅いと言われる青梅は被害はなく、自宅にいたので帰宅難民にもならずに済みました。その後は停電の影響で、電車が通常運転にはならず(本日現在も夜間は運休)、電車での長時間の外出は難しく、ガソリンも手に入りにくいので緊急時以外車も使わない方が良い状況。


前いた会社で働くにも、ボランティアをするにもその場所へ行けないので、動ける範囲で自分にできることを探して動いていました。仙台にいる友人に手紙を書いて送付できるものを送ったり、支援物資を集めているNPOに物資を送ったり、情報収集して必要としている人に教えたり。わずかなことですが、何もしないより自分の心が落ち着きます。「ボランティアは人のためにやるのではない、自分のためにやるもの」と誰かが言っていたことを思い出します。


自分としては、空いた時間で家で音楽のスキルアップをすれば良いのですが、どうしても気持ちが音楽に向かなかった。でも昨日私の敬愛するアーティスト、ブラジルのIvan Linsの歌のメッセージを聴いて、ようやく音楽に向かう元気がでてきました。この短期間で日本語を覚え、アレンジし、録音。言葉だけではなく日本への愛情にあふれているのが感じられます。Ivan本当にありがとう。あなたのファンでいて本当に良かった。同じくIvanファンの医師である友人が、今日から被災地支援に向かうというので、大急ぎで紹介。彼が元気になって、被災地の人々に元気を届けられるように。この日記を見てくださっている方々にも元気が届きますように。