高円寺の暖かい夜
今日は季節が逆戻りしたような気温、その上冷たい雨が降って、とっても寒い夜でしたが、高円寺の夜はとても温かかった。
高円寺の隠れ家barAG22、Guitar小泉清人さん、Sax宮野裕司さんのライブへ。個々のsoundは聴いていたのですが、お世話になっている国分寺T'sのセッション(確か2008年1回目だったかな)で、お2人で演奏する場面があって、その時間、空気の流れが緩やかに変わって、音楽を聴いているだけで、小旅行をしたような気分になったのです。ちょっと計画を立てて、今日はそんなお2人の音楽空間へお邪魔しました。
宮野さんの音はノンビブラート、サブトーン奏法だと思うのですが、なんというか柔らかだけれど、輪郭が厚いというか、長年愛用している毛布に包まれている感じ。演奏は詩を朗読しているような語り口調でした。自然に音を紡ぐような、こんな感じで歌いたいなー、としみじみ。そう、ちょうど私、今余計なビブラートを全部削っている最中でして、宮野さんの音のイメージで歌ってみよう、と思ったのでした。
お帽子かぶるとスナフキンみたいな小泉さんは本日もガットギター。ボサノバはもちろん良いのですが、ガットギターで4beatやるとなんとも哀愁が漂います。カエターノの下記アルバムを思い出しました。カエターノがスタンダードを斬新なアレンジで歌ってるんです。Love for saleなんてアカペラなんだけど、超セクシー。
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さて、そんなお2人とこの夏8/9にご一緒させていただくことになりました。(っていうか、小泉さんには先に打診して、今日宮野さんを口説いたんですが)場所は青梅の山奥(近くに温泉もあります!)の古民家ギャラリー「わあす」にて。音楽での小旅行を皆様にお届けしたいなーと思っています。詳細は追ってアップいたします。たのしみー。