YIC 第一回講座 2011/5/23

6時台の電車に乗って町田まで。ヨーガ二ケタンの第一回講座を受けた。
主宰の木村慧心先生(男性)はとっても魅力的な方。木村先生がインドで色々放浪して辿り着いた先がインドのスワミ・ヴィヴェーカナンダ・ヨーガ研究財団。先生はここで研究されているヨーガセラピーを日本に持ち込み、日本人に合わせた形で普及させようと活動している。息子さんが医師、奥さんが臨床心理士、ということもあって、人間の心と身体にヨーガがどのように作用するのか、科学的に研究しようという姿勢。もちろん研究者という側面だけでなく、徹底した求道者でもあるみたい。

そんな訳で、想像していた「ポーズ(アーサナ)中心のインストラクター養成講座」ではなく、座学もがっつりの大学の講義のような講座であることに驚くとともに期待。自分が興味を持つことは、最終的に行き着くところは一緒なのね。「ヨーガを科学する」って、「人間を科学する」とイコールだわ、と。大学時代は、文学部人間関係学科人間科学専攻で、社会心理を学ぶ人気ゼミに所属していたんだけど、劣等生で卒論もかなりいい加減に出してしまったという苦い過去があり、今回はこのやり直しだ、と強く思った。ああ、小谷津先生ごめんなさい。

印象的だった話は、チェルノブイリ事故で被曝した子供達にヨーガの授業をして、身体の力(免疫力など)がどのように変化していくか、ずっとデータをとって研究していたということ。先生は「まさか同じことが日本で必要になるとは思わなかった」と仰っていたが、これからこのようなアプローチからのヨーガはますます必要になってくるんだろうと思う。

午前中は座学(お勉強)。午後はポージングをインストラクションする実施のお勉強で、眠くなる時間帯に身体を動かせるのはありがたい。これが1年を通して、約1ヶ月に1回。始まる前は「まとめて一週間くらいで資格がとれれば良いのに」と思っていたが、1回の授業と宿題が濃厚なので、この位のペースじゃないと消化しきれない、と納得。

実施(ヨガのインストラクション)の方は、地元の先生や他の先生達と週1ペースで勉強会をやることに。今回地元の先生も再受講ということで同じ授業に通うことになっているので、とても心強い。5/23は実際に100名くらいの他の生徒さんの前で初めて「はい、腕を上げて〜」というインストラクションをぶっつけでやることになり、やはりタイミングなどが難しく、まずは自分の身体で覚え込む必要性を痛感した。


自宅のPCが調子が悪いので、ブログにmemoがてら宿題の覚え書きをupしておくことに。webで調べたら、ヨーガ二ケタンの卒業生で同じようにブログに宿題のmemoをアップされている方がいて、とても参考になったので(感謝)。
http://kumari-yoga.blogspot.com/2010/03/ttc-hw_17.html

宿題(加筆していきます)
かなりヘビーな内容で、まずは言葉の一つ一つでつまづいている。何となくやってきたことを、理解を深めてきちんと自分の言葉に置き換える作業である。

  1. ヨーガを定義する上で、肯定的に定義する7種類の仕方と、否定的に定義する6種類の仕方をそれぞれ詳しく説明しながら書きなさい。また、あなたが今まで考えてきた「ヨーガとは何か?」も書きなさい。
  2. ヨーガによる人間の各(肉体〜霊性)次元の能力向上について詳しく解説してから、現在のあなた自身の各次元の健やかさがどのようになっているかどうか、自分自身の肉体次元での健やかさ、意志の健やかさ、感性と知性と霊性の健やかさを分析して書きなさい。
  3. ブリージングエクササイズが心身症の患者さんに有効な治療法になる理由を考えられるだけ書きあげて解説しなさい。普段あなたの生活の中で心身のバランスを崩しそうになる状況があれば、それがどのように生じるかを具体的に書きなさい。